会社概要
社名   株式会社 ヒューファクソリューションズ
所在地   〒104-0054 東京都中央区勝どき 6-3-2 ザ東京タワーズ 3616
TEL/FAX   03-6794-0767
E-mail   info@hufac.co.jp
URL   http://www.hufac.co.jp
代表取締役   佐久間 秀武 (さくま ひでたけ)
設立   2006年10月 2日
取引銀行   三井住友銀行 築地支店
社名の由来
ヒューファク(HuFac)は、ヒューマンファクター(Human Factors)を短縮した造語で、海外のヒューマンファクター専門家の一部で使われ始めています。Human Factorsはかつて、「人間要因」とか「人間要素」などと訳され、「エラーを避けることができない人間の側面」ととらえらえていました。しかし、正しくは、Mathematics(数学)やPhysics(物理学)などと同じように、概念や学問領域を表す英語です。's'がついていますが、複数の's'ではなく、常に単数として扱われます。
Human Factorsは主として米国で用いられ、欧州ではErgonomicsという用語が伝統的に使われてきました。米国ヒューマンファクター学会(HFES)では統一のための議論が永年にわたって続けられ、現在ではErgonomicsをHuman Factorsの一部として位置付けています。わが国で「人間工学」といわれる学問は、どちらかといえばErgonomicsに近く、Human Factorsとは多少趣を異にしています。
当社は、ヒューマンファクターを「環境の中で生きる人間をあるがままにとらえて、その行動や機能、限界を理解し、その知識をもとに人間と環境の調和を探求して、改善すること」と定義しています。この定義からご理解いただけるように、ヒューマンファクターは従来からの人間工学にもまして学際的であり、斬新な概念です。ヒューマンファクターはまさに、トップダウン思考のリスクマネージメントであり、トップダウン思考による問題解決の有力なツールの一つといえるのです。
Human Factorsの概念の理解に苦慮しているのはわが国だけではなく、英語を母国語とする欧米諸国でも同じようです。新しい概念をとりあえず既存の二つの英語の組み合わせで表現していることに無理があるようです。そこで当社は、先入観をすてて新たな気持ちで理解していただくために、HuFacという造語を社名に採用しました。
新しい概念に造語を当てはめる例は珍しいことではありません。例えば、「SONY」という会社名は、英語のSonicを文字って民間会社がつくった造語ですが、今では自然なイメージで世界に広く知れ渡っています。英語名の途中に大文字を用いるという変則的な命名も、世界的に有名なFedEx(Federal Express)社などがすでに採用しています。
「問題解決」を意味するソリューションズは、今やIT業界やコンサルティング業界で流行りの言葉です。ヒューファクソリューションズ(HuFac Solutions)という社名は、「難解なヒューマンファクターの問題の抜本的な解決に果敢に挑戦する」という当社の決意の表明とご理解ください。
代表の経歴
氏名 佐久間秀武 (さくま ひでたけ)
生年 1946
学歴 1965 灘高校 卒業
1969 東京大学工学部航空学科 卒業
1971 東京大学大学院航空学修士課程 修了
職歴 1971 日本航空 入社
運航本部、整備本部、技術研究所、本社総合安全推進室で運航技術、整備技術、安全推進、安全監査、ヒューマンファクター研究などを担当
2006 同社 定年退社
2006 ヒューファクソリューションズ 代表取締役
2008 (社)自動車技術会 論文校閲委員
  2015 (NPO法人)ふるさとテレビ 顧問就任 
活動暦 1973 日本航空宇宙学会 飛行力学部門 委員
1990 国連・国際民間航空機関(ICAO) ヒューマンファクター研究グループ アドバイザー
1992 米国航空輸送協会(ATA) ヒューマンファクター タスクフォース メンバー
1992 且O菱総合研究所 ヒューマンエラー分析委員会 委員
1993 米国バテル研究所(HARC)とハイテク航空機のヒューマンファクター問題で共同研究
1998 日本航空宇宙学会主催第32回飛行機シンポジウムにて講演
1998 豪州航空心理学会(AAvPA)国際シンポジウムにて講演(講演論文は英国Ashgate社より発刊)
1998 日本人間工学会 航空人間工学部会 委員および幹事
2000 自動車技術会シンポジウムにて講演
2001 日本医療機能評価機構主催医療機能評価研究フォーラムにて講演
2001 宇宙開発事業団 宇宙ステーションJEM開発プロジェクト独立評価チーム 委員
2001 日本学術会議主催安全工学シンポジウムにて講演
2001 全国社会保険協会連合会にて講演
2002 日本集中治療医学会第29回大会にて講演
2002 国際鉄道安全シンポジウムにて基調講演
2003 日本赤十字社本部医療センターにて講演
2004 第7回日本臨床救急医学会総会にて講演
2004 九州大学 ユーザーサイエンス機構 アドバイザー
2005 第13回アジア太平洋呼吸療法学会にて講演
2005 第15回日本医療薬学会年会にて招待講演
2006 関西大学法学研究所第36回シンポジウムにて講演
2006 京都大学防災研究所にて講演
  2008 自動車技術会 論文校閲委員
2010 化学工学会にて講演
2012 茨城県産業安全衛生大会にて講演
2012 愛媛県安全衛生大会にて講演
2012 埼玉県安全衛生大会にて講演
  2014  東京都トラック協会にて講演 
  2015  日本交通協会にて講演 
  2015  ビジネス推進機構にて講演 
  2016  建設業労働災害防止協会千葉県支部にて講演
  2016  総合安全研究所化学安全セミナーにて講演 
  2016  安全工学会にて講演 
  2016  日本学術振興会にて講演 
  2017  サイエンスフォーラムセミナーにて講演 
著作暦 1986 「Slippery Taxiwayにおける航空機の方向維持特性に関する一考察」 社内誌
1987 「タービュランスに挑戦しよう」 社内誌 連載
1992 「いま、なぜヒューマンファクターなのか」 社内誌 連載
1992 「グラス・コクピットとヒューマン・ファクター」 日本航空宇宙学会誌 第40巻
1995 「ヒューマンファクター ガイドブック」 鞄本航空 技術研究所
1996 「今なぜ人間中心の自動化か - その概念と実現性について - 」 日本航空宇宙学会誌 第44巻
1998 「O-157とヒューマンエラー」 社内誌
1999 「もう一つの事故調査 機はなぜ山に向かったのか」 社内誌
2000 「もう一つの事故調査 離陸警報はなぜ鳴らなかったのか」 社内誌
2000 Strategic Accident Prevention With Applied Human Factors Theories」 , Aviation Resource Management, Vol.1, Ashgate, U.K
2000 「ハイテク技術の光と影」 社内誌
2001 「人間中心の自動化への挑戦 - ヒューマンファクターの概念の導入 - 」 (社)日本自動車技術会中部支部編 「宙舞」 No.50
2001 「ヒューマンファクターの概念を導入した新しいリスクマネージメント」  日本学術会議主催第31回安全工学シンポジウム講演予稿集 (社)土木学会
2002 「ヒューマンファクターの視点からみた医療界への提言」 現代医療 Vol.34, No.4 現代医療社
2003 事故防止は無意識の世界との対話から」 「英語版」 JR東日本兜メ 「Technical Review」 No.3
2003 「Preventing Accidents through Dialog with the World of the "Unconscious"」, JR EAST Technical Review No.02, SUMMER 2003
2003 「ヒューマンファクター実践講座」 日本航空技術協会編 「航空技術」 連載
2004 「次世代ヒューマンファクターへの期待 - 技術と感性の融合」 社内誌
2007 「ヒューファク-事故防止の新手法」 フジサンケイビジネスアイ連載寄稿
2007 「ブラジルの航空機事故に学ぶ」 フジサンケイビジネスアイ寄稿
2007 「トップダウンの発想によるリスクマネージメント」 共和書院
2009 「東アジアにおける安全と環境のリスクマネージメント」 関西大学出版部